ヒゲ脱毛後は濃くなる?どろぼうひげになる理由や対処法も解説
COLUMN
- 投稿日:
- 2024/06/21
- 更新日:
- 2024/06/21
ヒゲ脱毛はレーザーの力で自己処理の不要な肌を目指せるため、通っている方も多い人気の施術です。
しかし、なかには「脱毛でヒゲが濃くなったらどうしよう」「脱毛後にどろぼうひげになると聞いて不安」と感じている方もいるのではないでしょうか。
実際はどうなのでしょうか。本記事では、ヒゲ脱毛後にヒゲが濃くなる理由と対処法について詳しく解説していきます。
ヒゲ脱毛後に濃くなるパターンは?
ヒゲが脱毛後に濃くなる原因は主に2つあります。
- 硬毛化、増毛化
- どろぼうひげ
これから2つの症状について説明していきます。
硬毛化・増毛化
硬毛化・増毛化とは、脱毛時にレーザーを受けた部位の毛が太くなったり、濃くなったりする症状のことです。もともと毛が薄い部位ほど硬毛化・増毛化になるリスクが高いとも言われています。
硬毛化とは脱毛前より太くて硬い毛が今まで毛が生えていた毛穴から生えてくることです。反対に、増毛化とは今まで毛が生えていなかった毛穴から毛が生えてくることです。
硬毛化・増毛化の原因は明確に分かっていませんが、一般的な仮説として脱毛時のレーザーが毛根周辺の細胞を活性化させることが理由だと言われています。
どろぼうひげ
どろぼうひげとは口元やアゴ周辺に濃いヒゲが生えているヒゲの形状を指します。脱毛後に一時的にヒゲが濃く見えるため起こることが多いです。硬毛化・増毛化とは違い、実際にヒゲの太さや本数が変化するということはありません。
ヒゲを無くそうとしているのにヒゲが濃くなるのは不安に感じてしまうかもしれませんが、どろぼうひげは脱毛が失敗しているのではなく、脱毛がうまくいっている時の症状だと言われています。どろぼうひげは脱毛後の毛質の変化によって起こっている症状だからです。これからどろぼうひげになる理由を詳しく解説していきます。
ヒゲ脱毛後どろぼうひげになる理由は?
どろぼうひげになる理由は大きく分けて3つあります。原因を理解して、どろぼうひげになった際に落ち着いて対処できるようにしましょう。
毛が一時的に膨張するから
ヒゲ脱毛はレーザーでヒゲの毛に熱を与えます。ヒゲの毛は熱を受けると膨張して、抜け落ちるまで毛穴に残ります。この時、外から見るとヒゲが濃く見えてしまう場合があります。一見すると毛が増えたように感じてしまうかもしれませんが、毛の断面積が大きくなって一時的に濃く見えているだけです。
膨張した毛は自然と抜け落ちていきます。毛抜きで無理に抜くと肌トラブルにつながる恐れもあるので、自然に抜けるまで触らないようにしましょう。
燃えカスが皮膚に残るから
脱毛時に焼けた毛が毛穴に残ってしまうとヒゲが濃く見えることがあります。脱毛のレーザーは毛の黒色の色素であるメラニン色素に反応します。ヒゲは他の部位の毛と比べ密集していて太いので、レーザーを照射すると大きな熱が発生します。その際ヒゲが毛穴の中で焼き切れることがあります。
毛穴の中に残った照射後の燃えカスは自然と抜け落ちるまで毛穴の中で黒色になって残ります。燃えカスも膨張した毛と同様に自然と抜け落ちるので無理に抜かないようにしましょう。
そり残しが増えるから
髭剃り後の剃り残しもどろぼうひげの原因の一つです。脱毛の回数を重ねると毛が柔らかくなり、ヒゲが剃りにくくなることもあります。
ヒゲ脱毛後に剃り残しがあるという理由で普段より強くヒゲを剃ってしまったり、毛抜きで抜いたりするのは NG です。脱毛後は肌が敏感になっているので強い刺激を与えるのは控えましょう。肌トラブルにつながる可能性もあります。剃り残しが気になる場合は肌への負担が少ない電気シェーバーの使用がおすすめです。
ヒゲ脱毛後に濃くなる期間は?
先述の通り、ヒゲ脱毛後に濃くなった毛は自然と抜け落ちることがほとんどです。では、毛が濃くなる期間はどのくらいなのでしょうか。詳しく解説します。
硬毛化・増毛化
硬毛化・増毛化になりやすいのは、脱毛開始から約1ヵ月から3ヵ月後だと言われています。硬毛化・増毛化が治るには個人差があり、数ヵ月で治る方もいれば、半年以上かかる方もいます。
硬毛化・増毛化は照射後すぐに自分で判断できる症状ではありません。「他の毛と比べて濃くて硬い毛が生えている」、「今までと比べて毛の密度があがっている」と脱毛から1~3ヵ月後に感じたら、硬毛化・増毛化の可能性があります。特に毛の色が薄くて細く、レーザーが反応しにくい頬やあご下などは硬毛化・増毛化になりやすいです。
どろぼうひげ
どろぼうひげの症状が発症し始めるのは脱毛後直後が多いです。どろぼうひげが続く期間については個人差がありますが、早い人だと一週間程度、長い人だと三週間以上続く人もいます。
どろぼうひげは硬毛化・増毛化と比べて長期間続くものではありません。どろぼうひげになったとしても心配しすぎる必要はありません。基本的に自然とポロポロ抜け落ちるものなので、肌に刺激を与えるのは控えましょう。かえってどろぼうヒゲの症状を長引かせる可能性があります。
ヒゲ脱毛後に濃くなるのは何回目から?
ヒゲ脱毛後に濃くなるのはいったい何回目からなのでしょう。硬毛化・増毛化とどろぼうひげの2つの症状に分けて解説していきます。
硬毛化・増毛化
硬毛化・増毛化は主に4、5回目に起こることが多いと言われています。ただし数十回目に起こる場合もあり、毛の量や毛質によって個人差があります。
スペインの皮膚科で行われた実験で約10%の確率で硬毛化の症状が現れたというデータがありますが、この実験は1998~2003年に行われた実験なので近年の脱毛器具で行われた実験ではありません。また、実験をした人数も543人と分母も少ないので正確なデータとは言えません。硬毛化・増毛化は症状の原因が明確に判明していないため、どろぼうひげと比べて研究が進んでいないのが現状です。
どろぼうひげ
どろぼうひげは1~3回目の脱毛直後に起こることが高いです。気にならない状態になるまで10日〜3週間程度かかると言われています。
ヒゲ脱毛後にどろぼうひげになると周りの目が気になるかもしれませんが、過度な心配は必要ありません。
上述の通り、どろぼうひげは脱毛の効果が表れている証拠でもあります。無理に抜こうとすると肌トラブルや埋没毛の原因となるので放置しておきましょう。
ヒゲ脱毛後に濃くなった時の対処法は?
ヒゲ脱毛後に濃くなった際の対処法は下記の通りです。
- 毛抜きで抜かない
- 保湿・UVケアを行う
- クリニックに相談する
詳しく解説していきます。
毛抜きで抜かない
脱毛後に濃くなった時に毛抜きでヒゲを抜くのは控えましょう。ヒゲを薄くするために毛抜きでヒゲを抜きたくなるかもしれませんが、脱毛後の肌はレーザーの照射によって敏感な状態です。広がった毛穴から雑菌が入り、毛嚢炎を起こすリスクもあります。毛嚢炎になると脱毛ができない場合もあるので注意しましょう。
また、脱毛時に使用するレーザーは毛の黒い色素に反応して脱毛をします。毛抜きを使うとムダ毛と一緒に毛根まで引き抜いてしまいます。毛根がないとレーザーが反応しないため十分な脱毛効果を得ることができない可能性もあります。
保湿・UVケアを行う
ヒゲ脱毛後には肌のお手入れをしっかりしましょう。ヒゲ脱毛後の肌はダメージを受けて乾燥しやすい状態になっています。
肌の乾燥や日焼けで肌トラブルを起こすと炎症が起きる可能性があります。乾燥や炎症をおこすと毛穴が塞がってしまい、本来放置すれば自然に抜け落ちる毛が抜けなくなってしまうかもしれません。
脱毛後は普段よりスキンケアをしっかり行うことを心がけましょう。
クリニックに相談する
「どろぼうひげが生えてきたかもしれない」そう思ったらまずはクリニックに相談しましょう。注意してほしいのは、クリニックに行くまでは剃らずにそのままの状態で診てもらいましょう。剃ってしまうと正確な診断ができなくなってしまう可能性があります。また、脱毛以前の状態のヒゲの写真を撮っておくと、どろぼうひげかどうかの判断がしやすくなるでしょう。
エミナルクリニックメンズは肌トラブルの対応無料
「ヒゲが濃くなってクリニックに行ったら追加料金がかかるかもしれない」と思い、不安な方もいるかもしれません。エミナルクリニックメンズでは脱毛後の肌トラブルの対応は無料で行っています。
「硬毛化・増毛化・どろぼうひげの症状がでているかもしれない」そう感じた場合には素早くクリニックに相談しましょう。
まとめ
ヒゲ脱毛後にヒゲが濃くなる理由と対処法について解説しました。
ヒゲが濃くなるのは一時的なものである可能性が高いです。個人差がありますが、硬毛化・増毛化の場合は濃くなり始めてから約数ヵ月。どろぼうひげの場合は約1週間から3週間ほどで改善することが多いです。
ヒゲが濃くなってしまったときにヒゲを剃ったり毛抜きで抜いたりするのは肌にダメージを与えるので NG です。脱毛後にヒゲが濃くなり心配になったら焦らずにクリニックに相談しましょう。
※このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干の違いがある可能性がございますのでご了承ください。