全身の医療脱毛とは?
全身の医療脱毛では顔から足の指までの範囲を照射します。脱毛部位は大まかに「髭・上半身・VIO・下半身」と分けられていることが多いです。ただ、全身脱毛に髭やVIOが含まれていない場合もあります。髭やVIOの脱毛も一緒に考えている方は事前に確認しておくことをおすすめします。また、全身脱毛といっても、手のひらや足の裏などムダ毛のない箇所や鼻の穴などの粘膜部分は基本的に脱毛範囲に含まれないことも覚えておきましょう。
全身の医療脱毛を受けると、見た目の清潔感が高まります。脱毛をして女性からの好感度がアップしたとの声もよく耳にします。さらに、毛に汗がこもりにくくなり、全身の清潔を保てるメリットもあります。肌トラブルや汗による体臭で悩んでいる方にも嬉しい効果が期待できますね。
上半身の医療脱毛
上半身の医療脱毛は一般的に「両腕・脇・胴・うなじ・背中」の範囲を照射します。
上半身の医療脱毛を受けると体を清潔に保つことができます。とくに脇や背中は汗をかきやすい部位です。汗を放置しておくと雑菌が繁殖しニキビを引き起こす原因となるので注意しましょう。その他にも上半身の脱毛をするとコンプレックスの解消にもつながります。おへそ付近のギャランドゥや背中の毛を気にしている男性も意外と多いそう。さらに、腕に濃い毛が密集していると半そでを着た際に不衛生な印象を与えてしまう恐れも。全身脱毛では男性が気になりやすい上半身のお悩みも解決することができます。清潔感のある綺麗な上半身はプールや海で水着姿になった際も堂々としていられますね。
VIOの医療脱毛
VIOの医療脱毛は一般的に「ビキニライン・陰茎・陰嚢・肛門周り」の範囲を照射します。Vは「ビキニライン(陰毛、チン毛)」、Iは「陰茎(ペニス)・陰嚢(金玉・タマ袋)」、Oは「肛門周り」と分けられていることがほとんどです。
VIOの医療脱毛を受けるとスッキリとした見た目になることはもちろん、VIO付近の清潔をキープすることができます。VIOのにおいやかゆみ、蒸れにお悩みの男性も意外と多いそう。VIOは常に下着に隠れているので、汗がこもりやすい箇所です。汗が蒸れて雑菌が繁殖すると、ニオイなどの症状を起こす原因となります。さらに、VIO脱毛はOラインの毛に排泄物が付着しにくくなるメリットも得られます。Oラインに排泄物が付着したまま放置すると衛生上のトラブルが発生する可能性もあるので注意が必要です。
下半身の医療脱毛
下半身の医療脱毛は一般的に「お尻・太もも・膝(すね毛)・脚の甲・足指」の範囲を照射します。下半身の中でもとくにすね毛が気になる方も多いのではないでしょうか。下半身の医療脱毛を受けるとすね毛はもちろん下半身全体の清潔感がアップします。短パンなど足を露出したファッションにも堂々とチャレンジすることができますね。その他に、下半身脱毛は脚周りの肌トラブルを軽減できるメリットも得られます。下半身の毛が密集していると長ズボンを履いた際に汗や皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。かゆみやニキビが生じる恐れがあるので注意が必要です。肌トラブルが起こる前に医療脱毛で下半身の清潔をキープできるようにしておきましょう。
全身医療脱毛の効果・回数
全身医療脱毛の効果は部位やその人の毛質によって異なります。医療脱毛で扱う脱毛器は黒いもの(メラニン色素)に反応する仕組みになっています。ですので、髭や脇、VIOなどの比較的しっかりとした濃い毛が密集している部位は少ない回数で脱毛効果を実感しやすい傾向があります。一方、腕やお腹などの部位の毛が薄くて細い場合は、脱毛効果を感じるまでに時間がかかりやすくなります。ただ、医療脱毛は1回の施術で完全に全身の毛を少なくすることは難しいです。全身に脱毛効果を得るためには数回にわたって施術を受ける必要があるでしょう。
また、その人の体質によっても必要な回数に個人差が生じることも覚えておきましょう。例えば肌の色が黒い方は脱毛効果を感じにくいと言われています。肌トラブルのリスクを回避するため、レーザーの出力を弱めにして照射することがあるからです。先述の通り、脱毛器は黒いものに反応します。黒い肌にレーザーを照射すると皮膚そのものに反応してしまう恐れがあります。ですので、脱毛効果を実感しやすくするためにも、脱毛前はしっかりと日焼け対策を行いましょう。
全身医療脱毛の痛み
全身医療脱毛の痛みは部位や毛質よって差が生じると覚えておきましょう。髭や脇、VIOは濃くて太い毛が密集しており、皮膚が薄く神経が密集している部位です。そのため、脱毛器が強く反応し照射時に強い痛みを感じやすいと言われています。その他にしっかりとした毛が多量に生えている部位がある方は多少の痛みを伴うことがあります。ただ、脱毛時の痛みに過度な心配をする必要はないでしょう。部位ごとにテスト照射を行ってくれるクリニックがほとんどなので、痛みに無理のない範囲で脱毛を受けることができます。万が一、施術中に我慢できないほどの痛みを感じた場合はすぐにスタッフの方に伝えましょう。施術部位の冷却、脱毛器の出力を下げるなどの対応をしてくれます。無理に照射時の痛みを我慢すると脱毛後に赤みやかゆみなどの肌トラブルが生じる可能性もあるので注意が必要です。それでも医療脱毛の痛みに不安がある方はカウンセリング時に痛みに弱いことを伝えておくことをおすすめします。
また、痛みを最小限に抑えた最新の脱毛器を扱うクリニックもあります。脱毛の痛みを少しでも軽減したい方は導入している脱毛器もチェックしておくと良いでしょう。
全身医療脱毛の料金相場
全身医療脱毛はクリニックや回数によって料金差が生じます。当然、少ない回数の全身脱毛プランのほうが安価に脱毛できます。ただ、全身脱毛終了後により高い効果を得たいからともう一度全身脱毛を始めたり、部位ごとに脱毛を追加していくと、結果的に割高になる可能性もあります。ですので、髭やすね毛、VIOなどしっかりと脱毛効果を得たい箇所が数カ所に渡る場合はあらかじめ多めの回数で全身脱毛プランを選択した方が好ましいでしょう。長期的にみるとよりお得に脱毛が受けられます。
また、全身脱毛は部位ごとや上半身などのセットプランよりも割安に脱毛できることも魅力の1つです。学割、乗り換え割などのキャンペーンを行っているクリニックが多いので、ぜひ活用してみましょう。
自己処理や美容脱毛より医療脱毛がおすすめ
髭や腕毛、すね毛など毛が気になる箇所を自己処理している方も多いのではないでしょうか。カミソリや毛抜きでの処理は安価で簡単にできるので、つい行ってしまいますよね。ただ、カミソリや毛抜きを用いた処理はできる限り控えましょう。出血やニキビなど炎症を引き起こすリスクがあります。さらに、毛抜きでの処理は毛が皮膚に埋まってしまう埋没毛が生じることも。もともと気にしていた箇所の毛がさらに悪目立ちする可能性もあります。肌を守るためにも自己処理は終わりにして、脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。
脱毛を受けるなら、脱毛効果の高い医療脱毛がとくにおすすめです。医療脱毛で扱う脱毛器は毛根の発毛組織に直接レーザーを照射することで発毛の「もと」をしっかりと破壊していきます。ですので、医療脱毛は回数を重ねることで長期的に毛の少ない状態を維持しやすくなります。できるだけ早く、長期的に脱毛効果を得たい方には医療脱毛がおすすめでしょう。
全身医療脱毛の準備やアフターケアは?
全身医療脱毛を受ける際は前日や脱毛当日の朝に施術箇所のシェービングを行います。先述の通り、カミソリや毛抜きを用いた処理は肌トラブルが生じやすいです。万全な肌状態で脱毛ができるように、肌への負担が少ない電気シェーバーを使用しましょう。シェービングの後はしっかりと保湿をしてください。乾燥していると肌のバリア機能が低下し、照射時に痛みを感じやすくなります。痛みを少しでも軽減したい方は日頃から保湿ケアを心がけると良いでしょう。
また、全身脱毛後も保湿が重要です。脱毛後の肌は水分量が減少し、非常に乾燥しやすくなっています。肌の乾燥を放置すると赤みやかゆみなどの炎症が起こる可能性も。肌のバリア機能を高めるためにも、脱毛後はしっかりと肌に潤いを与えましょう。
まとめ
全身の医療脱毛をすると見た目の清潔感が高まるのはもちろん、衛生的にも体の清潔をキープすることができます。毛穴に汗や雑菌が詰まりにくくなるので、ニキビといった肌トラブルの軽減、体臭の改善などの嬉しい効果が期待できます。その他にもリスクの高い自己処理の頻度が少なくなるといったメリットが得られます。
ムダ毛の気になる箇所が複数ある方は全身の医療脱毛がおすすめでしょう。全身脱毛はキャンペーンなどでお得に脱毛の提供しているクリニックがほとんどです。是非検討してみてはいかがでしょうか。
※このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干の違いがある可能性がございますのでご了承ください。