メンズ脱毛における毛が抜ける仕組みとは？
ヒゲ脱毛の痛さやレーザーの種類についても解説

メンズ脱毛の仕組み

まず初めに、メンズ脱毛でどのようにして毛が抜けて薄くなるのか、その仕組みについて詳しく説明します。

メンズ脱毛で毛が抜ける・薄くなる仕組み

メンズ脱毛には、医療機関で行う「医療脱毛」と脱毛サロンやエステで行う「美容脱毛」の2種類があります。
医療脱毛では医療用レーザーを使用し、毛根にあるメラニン色素に照射します。
レーザーがメラニン色素に吸収されると熱が発生し、毛乳頭や毛母細胞、バルジ領域といった発毛組織が破壊されます。これにより、新しい毛の成長が抑制され、自然に抜け落ちます。
一度破壊された発毛組織からは毛が生えなくなるため、医療脱毛は半永久的な高い脱毛効果が期待できます。
一方、美容脱毛はメラニン色素に反応する光を使用しますが、出力が低いため発毛組織を破壊することはできません。除毛や減毛といった一時的な脱毛効果しか得られず、医療脱毛と比べて効果を実感するまでに時間と回数が必要です。
また、毛は成長期、休止期、退行期というサイクルを経ていますが、脱毛効果は特に成長期の毛に現れやすいとされています。そのため、いずれの脱毛方法も一度の施術では全ての毛に効果が表れず複数回の施術が必要です。

毛乳頭とは

毛乳頭は毛根の最深部にあり、毛の成長に欠かせない部分です。
毛乳頭は毛細血管とつながっており、血液から栄養を吸収して毛母細胞に供給します。この栄養が毛の生成と成長を促します。
さらに、毛乳頭は毛の成長期、退行期、休止期といった毛周期のサイクルを調整する役割も果たします。
医療脱毛では、この毛乳頭にレーザーを照射してダメージを与えることで、新しい毛の成長を抑制し、効果的な脱毛を実現します。

毛母細胞とは

毛母細胞は毛乳頭の周囲に位置し、毛を作り出す役割を担う重要な細胞です。
毛母細胞は毛乳頭から栄養と酸素を受け取り、分裂と増殖を繰り返すことで毛を作り出し、成長させます。
また、メラノサイトからメラニン色素を受け取り、毛に色をつける役割も果たします。
医療脱毛では、レーザーの熱で毛母細胞にダメージを与えることで、毛を薄くしたり、成長を抑制したりします。

バルジ領域とは

バルジ領域には、毛根に発毛を促す司令塔のような役割を持っています。
そのため、医療脱毛でバルジ領域を破壊すると、毛根が再生の指令を受け取りにくくなり、新しい毛の成長が阻害されます。
バルジ領域は毛乳頭や毛母細胞に比べて皮膚の浅い部分にあるため、比較的低出力のレーザーでも効果的な脱毛が期待できます。
そのため、バルジ領域をターゲットにした脱毛は、従来の高い出力のレーザーで発毛組織を破壊する熱破壊式脱毛よりも肌への負担や痛みが少ないです。

医療レーザー脱毛の種類

医療レーザー脱毛器にはさまざまな種類がありますが、搭載されているレーザーは主に3種類です。それぞれ異なる波長を持ち、肌への届き方やメラニン色素への反応が異なります。

各レーザーの違いを、さらに詳しくご紹介します。

アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーは波長が短く、メラニン色素に強く吸収されるため、ヒゲやワキ、VIOなどの太くて濃い毛の脱毛に特に効果的です。
また、コラーゲンの生成を促進する効果もあり、毛穴の引き締めや肌のトーンアップなどの副次的な効果も期待できます。
ただし、産毛や細い毛、白髪には効果が比較的弱く、また、日焼け肌や褐色肌の人には火傷のリスクがあるため、基本的に照射が行えません。

ダイオードレーザー

ダイオードレーザーは、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの波長の中間に位置し、幅広い毛質や肌質に対応します。
熱破壊式と蓄熱式の2つの脱毛方式があり、蓄熱式は皮膚の浅いバルジ領域をターゲットにします。低出力で連続的に照射し、バルジ領域を破壊するため、個人差はありますが、施術中はじんわりとした温かさを感じる程度で痛みが少ない傾向にあります。
また、照射範囲が広く、一度に広い範囲をカバーできるため、施術時間が比較的短く、広範囲の脱毛にも適しています。

ヤグレーザー

ヤグレーザーは、波長が3つの中で最も長く、肌の深部まで届くことが特徴です。産毛から剛毛まで高い脱毛効果が期待でき、特に男性のヒゲのような太くて濃い毛に有効です。
メラニン色素への吸収が低いため、日焼け肌や色素沈着のある肌でも基本的に施術が行えます。
ただし、3つのレーザーの中では比較的痛みを感じやすい傾向にあります。痛みに弱い方や脱毛する部位によっては、麻酔が必要になるかもしれません。

メンズ脱毛の痛み

メンズ脱毛を検討する際、痛みが不安な方も多いでしょう。
レーザー脱毛は、メラニン色素に反応して毛根を破壊するため、特に太い毛や毛が密集している部位で痛みを感じやすいです。
痛みの強さは個人差がありますが、ヒゲやVIOのような濃い毛が多い部分は痛みを強く感じる傾向にあります。
麻酔や新型の脱毛器を使用することで痛みを軽減することが可能です。
痛みに弱い方は、施術前にカウンセリングで痛みへの対策について相談しておくことをおすすめします。

ヒゲは特に痛い？

ヒゲの脱毛は、特に痛みを感じやすい部位です。口周りや鼻下は皮膚が薄く、神経が集中しているため、施術中の痛みが強くなることがあります。
また、ヒゲは太くて濃い毛が多く、メラニン色素が多いため、レーザーの熱反応が強くなりやすいです。
ただし、回数を重ねるごとに毛が細くなり、痛みも徐々に軽減されていきます。個人差はありますが、一般的には3回から5回程度の施術で痛みが和らぐことが多く、続けることで快適に脱毛を進められるでしょう。

メンズ脱毛の注意点

メンズ脱毛を受けると、青ヒゲが解消されたり、毎日の面倒なヒゲ剃りが必要なくなったりとメリットがたくさんあります。
ただし、時間とお金もかかるので、契約前に以下の注意点に気を付けましょう。

カウンセリングをしっかり受ける

メンズ脱毛を受けるなら、施術前にカウンセリングをしっかり受けましょう。
カウンセリングでは、医師や専門スタッフが肌の状態や毛質を確認し、最適な脱毛方法を提案してくれます。
施術の流れやリスク、アフターケアについても詳しく説明を受けられるので、不安を軽減できます。
痛みに弱い方は麻酔の使用の有無も確認しておくと安心でしょう。

アフターフォローの内容を確認する

メンズ脱毛は1回では完了しないため、施術後のアフターフォローの内容を確認することも必要です。
脱毛は安全性が高い施術ですが、肌トラブルのリスクが完全にないわけではありません。
施術後に肌トラブルが発生した場合、どのような対応をしてくれるのか、無料で薬の処方があるか等を事前に確認しておきましょう。
医療脱毛なら、万が一肌トラブルが発生した際は、医師による診察や治療を受けることが一般的に可能です。

脱毛器の種類をチェックする

メンズ脱毛に使用される脱毛器には多様な種類があり、それぞれ脱毛効果や得意とする毛質、肌質が異なります。
痛みの強さや施術のスピードも異なるため、特に痛みに敏感な方や短期間での効率的な脱毛を希望する方は、適切な脱毛器を選ぶことが重要です。
クリニックによって導入されている脱毛器は異なるので、機器の種類と搭載されているレーザーの種類を事前に確認するとよいでしょう。

痛みを抑えたヒゲ脱毛はエミナルクリニックメンズ

エミナルクリニックメンズではダイオードレーザーを搭載した新型の脱毛器を使用し、痛みを最小限に抑えながら効果的な脱毛を実現します。
専門スタッフが、患者様のお肌の状態や毛質の変化に合わせて、毎回最大限の照射レベルで施術を行います。
メンズ脱毛で特に人気のあるヒゲ、ワキ、VIOの脱毛では、無料で麻酔を提供しており、痛みに不安のある方でも安心して医療脱毛を受けられます。
痛みをできるだけ抑えて、効率的にヒゲ脱毛の完了を目指したい方は、ぜひエミナルクリニックメンズにお気軽にご相談ください。

まとめ

ヒゲ脱毛を検討している方に向けて、メンズ脱毛の仕組みやレーザーの種類について解説してきました。
医療脱毛はメラニン色素にレーザーを照射し、発毛組織を破壊します。一度破壊されると毛が生えにくくなるため、半永久的な脱毛効果が期待できます。脱毛サロンは減毛や抑毛効果しかないため、より高い脱毛効果を期待するなら、医療脱毛がおすすめです。
エミナルクリニックメンズでは、不安な気持ちを解消してからご契約いただけるように、脱毛の仕組みや痛みなど、気になることを丁寧に説明します。自己処理のいらない滑らかな肌を目指す方は、ぜひエミナルクリニックメンズにご相談ください。

※このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干の違いがある可能性がございますのでご了承ください。